
「ひとりじゃないと思った気持ちは本物だから」
概要
2025/07/25公開。来場者特典はゴチゾウBOOK。劇場限定含めて仮面ライダーの簡単な紹介をする冊子。特典が冊子なのってめっちゃ珍しいのでは?地味にコスト掛かってそうだけど、何でいつものよく理解らんカードとかじゃないんだろう。
杉原監督に香村さん脚本。近年の映画はパイロット監督にメインライターでやるのがライダーも戦隊も恒例になってきてる感じ?これは有り難い。
ただ、杉原さんのインタビューによると、武部さんからスケジュール都合で夏映画かテレビシリーズ最終組かどっちかしか出来ないと言われて映画を選んだとのことだったので、予想外のタイミングで最終組が杉原組でないことが確定してしまった……。
道理でテレビシリーズの方で、変なタイミングで杉原組が来たわけだよ。
例年よりもテレビシリーズが前倒しで撮影している関係で、今回の映画はテレビシリーズの撮影終了後に撮っているそうな。撮影の同時進行がキツいという話はよく聞くし、これは良い変化ね。
ゴチゾウの夏休み
戦隊とライダーの合間に挿入されているショートムービー。これがゴチゾウ人気の高さを物語っているな。
ゴチゾウ達が映画鑑賞時の注意を述べた後、はぴぱれでよく理解らない歌を合唱するというもの。夏休み…………?
なお、特に翻訳はされていないので何を言っているのかは理解らないw
あ、パンフレットの表紙、「ゴチゾウのなつやすみ」の「の」が誤植で抜けてるw
導入
ショウマと幸果さんの前に現れたのは青色の血を流している青年。青年の持っていたアイテムに触れた途端、不思議な扉が開いてショウマは異世界へ飛ばされてしまう。異世界では、よく見知った顔の人々が別の人生を歩んでいて……。
こちらの世界の幸果さん、私服がめっちゃ可愛くてビックリした。透け感のある二段重ねのスカートも可愛いし、シューズも可愛かったな。
一方、異世界の幸果さんはデコルテ見せ過ぎじゃない?大丈夫?
闇菓子の無い世界
この世界では闇菓子が開発されなかったようで、ストマック家の人々は普通に人間界のお菓子を研究したりしている。
闇菓子が生まれなかった、すなわち数多くの人が亡くならなかったということなので、とにかく幸せな画が見られる。
絆斗はウーバーイーツで稼いでいる模様。お母さんと電話で話しているだけでじんわりきちゃうね……。
ラキアはバイトでシータとジープの執事に。ビジュが強過ぎるだろ……。このつよつよビジュでヘッポコ気味というのがまたズルい。
勿論、みちるお母さんも生きているわけで。生きているどころか、娘まで生まれている。お母さんが生きていて嬉しい!でもそこにショウマの居場所は無くて。何でそういう辛い見せ方するのぉ……(´;ω;`)
タオリン
異世界のはぴぱれで働いている少年。どこかショウマと似た雰囲気を持っていて。記憶喪失とのことだが、そのお腹にはガヴがあって。
演じるのはFANTASTICSの中島颯太さん。ビックリするほどショウマと雰囲気が似ているのだが、凄い偶然だな……。中島さんありきで脚本を作ったというわけではないみたいではあるけど。
ショウマとタオリンが並んで、ダブル歯磨きしてる画、シュールだ……w
敵の拠点に乗り込んだ時に、タオリンが警戒している横で、平気でお菓子の家だ!ってハシャいで、その辺のお菓子を普通に食ってるショウマ、肝が据わり過ぎだろw恐れを知らないのかw
ミューター
本能に従ってあらゆる世界を滅ぼそうとする者達。特に背景は無く、純粋な悪役。
キングを名乗るカリエスと付き従う科学者クラープしか出て来ないので、種族なのか特異発生した存在なのかよく理解らない。
ショウマを見掛けてガヴを再現しようと研究を行った結果、今回のブリードガヴが造られたということらしい。科学者はみんなガヴを再現したがるものなのかなw
ブリードガヴはお菓子ではなく、あらゆる感情を起点として眷属を生み出す仕組み。
ブリードガヴを備えた培養体を育成、育ったらブリードガヴを引き千切って使うというプロセスがえっぐ……。
仮面ライダーカリエスC1/C3
カリエスがブリードガヴにテラーゴチゾウをセットしてC1に変身。力強く拳を握る変身ポーズが重厚感あってかっこよ。
お菓子モチーフのライダーの敵が虫歯モチーフというのは成程なぁと。凶悪なビジュアルに仕上がってるねぇ。
白い歯に赤や紫のラインが走ってると考えると、めっちゃ痛そうw
スーツは、
頭:ビターガヴ
胸:リバイ イーグルゲノム
肩:セイバー エレメンタルプリミティブドラゴン
爪:ウィザード ランドドラゴン
足:カリバー
のリペイントの模様。ランドドラゴンの爪もうっすらどっかで見たことあるなくらいで、他は全然思い出せんかったわw
タオリンから奪ったブリードガヴC3で、カリエスC3に変身。まさか2弾構えの変身だとは思わなんだ。複眼がついてライダーっぽい顔に。
こちらもスーツは既存の寄せ集めなんだろうか。
仮面ライダーゼッツ先行公開
絆斗の夢の中に颯爽と現れた青年、万津莫(よろず・ばく)。ゼッツドライバーをたすき掛け、インパクトカプセムをセットして仮面ライダーゼッツフィジカムインパクトに変身。
やはり今年も変身前の姿でも出て来たか。指パッチンする変身ポーズで、ギーツを思い出さずにはいられない。
格好良さに全振りしましたというような印象ね。夢の中でなら無敵だ!と街ごと引っ繰り返すのはムチャクチャだな……w
ストリームカプセムを使ってテクノロムストリームにフォームチェンジ。どうも今度のフォームチェンジはシルエットは大きく変えない方針っぽいね。
専用可変武装ブレイカムゼッツァーも使用。
クレジットよりカミホリさんがパイロット、淳さんがアクション監督と判明。『王様戦隊キングオージャー』コンビだね。冷静に考えたらカミホリさん、ライダーでは初のパイロット監督なんだな。
プロデューサー陣の中には末尾に阿波根礼奈さんという初見の名前が。『邪魚隊/ジャッコタイ』でもAPをやっていたようで、今回もAPってことなんだろうな。
別れ
一時の幸せを得たタオリンはカリエスの野望の前に倒れる。まさか死ぬとは思わなかったわ。
怪人態に変身はしたが、まさかの仮面ライダーへの変身無し。絶対変身すると思ってたわ……。カリエスC3の方がサプライズなんかいw
うーん、この見せ方はどうなんだろう。タオリン変身無しは悪い意味でサプライズになっちゃってたような気がするな……。
ストマック家出陣
双子を攫われて黙っていられる筈もなく。攫われた双子も合流して、ランゴを中心に5人が揃い踏み。
こちらの世界のランゴ達はショウマの存在を知る筈もないんだけど、それでもショウマのピンチに彼等が現れたという構図は非常にエモい。
暴力担当のグロッタが丸太を担いでいる画、インパクト強過ぎるやろがいw
グロッタがめちゃめちゃ楽しそうに戦っていたのが印象的だった。
グラニュートなんだから人間態で戦う必要性は無い筈なんだけど、皆、人間態のまま最後まで。擬態を解く必要も無いほど相手が雑魚だったのかもしれないけど。
ウエハウスゴチゾウ
使用すると、周囲をお菓子の家に変化させるってことかな。なのでライダー達がその辺りのモノを手に取るとガヴの各種武器に変化して、どのライダーでもガヴの武装が使える状態になる。
ザクザクチップスラッシャーやチョコドンダンガンをヴラムが使ったり。ヴァレンはパンチングアシストやキッキングアシスト、更にグルキャンフォームの脚部だけを装備したりも。
仮面ライダーガヴ ヘクセンハイム
ガヴにヘクセンハイムゴチゾウをセットして変身。
そうか、お菓子の家か~。その発想は無かったわ。が、紫を基調とした色合いは到底お菓子の家と言えるようなものではない。どちらかというと、ストマック家の一員としてのショウマといった側面が強い感じだろうか。
腕がリバイライオンゲノムなのか。憶えてるかそんなんw
その他の部位はほぼ新規なの?武器はビターガヴガブレイドの色変え?
家族を失ったショウマが家のフォームになるのエモいよねぇ。ただ、ストーリー上の文脈は特に無くて、純粋にお菓子の家フォームだったのが惜しかったかなぁ。家族っていう意味合いも載ってたらバキバキエモエモフォームだったかもしれない。
ゴチゾウは異世界幸果さんの元に置いて帰ったっぽい?これならテレビシリーズに出て来ない説明はつくな。
まとめ
物凄く手堅くまとまっていたなという印象。この映画で何がしたいのか?っていうところが明確で。ショウマとタオリンが似ている理由まできっちり説明してきたのこまけぇ~!偶然雰囲気が似てました、でも良かったのにw
しかし手堅いが故に派手さが足りなかったかなぁという印象。やっぱり俺はテレビシリーズとの関係性が色濃いストーリーの方が好きだと再認識しましたね。
ショウマとタオリンの関係性に焦点を置いたが故に、他のキャラの出番はかなり削られてしまった印象だった。テレビシリーズで好きになったキャラを見たいという目的で行った人は物足りなかったのでは。
フォームチェンジはもっと出してほしかったかなぁ。並列フォームがほぼ出なかったのが勿体無かった。
FANTASTICSの方々はある程度お芝居経験者を選抜してキャスティングしたんだろうけど、全然ゲスト特有のぎこちなさみたいなのは無かったですね。
サプライズでカグヤ様が出たりしないかなってちょっとだけ期待していたが、そんなことはなかったんだぜ。武部さんが元々サプライズを仕込んでやろうとかいう作風じゃないんだろうな。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+
同時上映リンク
・ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード
本編リンク
・仮面ライダーガヴ 第44話「まぶしくて戻らない瞬間」
映画リンク
・仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク(2024/07)
[バンダイ(BANDAI)] 仮面ライダーガヴ DX変身ベルトガヴ 対象年齢 3才以上【日本おもちゃ大賞2024キャラクター部門大賞】
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