
著:白鳥 士郎 イラスト:しらび 監修:西遊棋
「ホンマぶち殺すぞロリ王……!頓死しろ……!!」
伝説がついに動き出す明日へ。
2025年7月の新刊。約5日の積み。半年振りの新刊。本編進行は実に1年1ヶ月振り。
本編最終巻ということもあって、通常版の他に電子限定版をまとめた文庫、更に対局室風ディスプレイセットが付いた特装版2種も発売。
豪華特装版は約2万円とぶっ飛んだ金額である。めちゃくちゃすんな……と思ったが、過去にも抱き枕カバー付き特装版15000円とかあったのね。こわい。
俺は小物には興味が無いので、電子限定版文庫付きの特装版をチョイス。これでも専用の紙箱に入っていてリッチ。
約600ページという大ボリュームで送る最終巻。あいのプロ編入を賭けた一世一代の大勝負。試験官を務めるのは銀子で。
一方、八一もまた自身のタイトルを賭けた大きな舞台に臨んでいて……。
あいと銀子を思うが故にふたりと会わないことを決めた八一。でもそこかしこで繋がっているんだって気付かされる描写が素敵ですよね。愛が深いというか。
基本的にはシリアスだったり熱い展開だったりの連続なんだけども、合間合間にしっかりギャグを挟んできてくれるのが嬉しい。あいの想像妊娠とかチ〇コ切断とか。
ふたりのヒロインの頂上決戦。軍配はあいに上がって。でも八一が向かったのは銀子の元で。作品のヒロインはあいだったけど、八一にとってのヒロインは銀子だったんだなぁ。これは良いバランス感である。
八一と銀子、2年後には籍を入れるところまでいってるんだから、1回固まると後は早いというか何というか。
なお、あいだけ2年後の挿絵があります。大きくなって……!
桂香さんはここに来て人生大逆転。まさか小説家として大成することになろうとは……。……シテ……コロシテ……とか言ってたのにw
物語を綺麗に畳むために必要なキーパーソンになるなんてね。最後にタイトルコールを入れて〆たら、もう完全に脳内にアニメ版OPが流れちゃうよな。
超絶今更、アニメ版OPを歌ってるのがMachicoさんだと知りました。そうやったんか……。
大ボリュームではあるものの主な描写は主要キャラに集中しているので、もっと色んなキャラの出番が欲しかったという気持ちもある。かなりのキャラが出番自体は貰えているが、控えめだったからなぁ。
『のうりん』との繋がりを匂わせるような描写も。え、まさかちゃんと完結させるぞって意思表示だったりする……のか……?
えっ、今の電撃文庫って発売日協定なんてあんの!?俺が学生時代の頃なんて平気で早売りしてたけどな……。
本編完結という言い方をしているので、まだ何冊か出るのは分かり切っていたが、感想戦で丸ごと1冊出す宣言は笑うでしょw
八一と銀子の結婚式が語られるらしいが……シャルちゃんが物理的に空を飛んだって何よw
電子限定版収録文庫の感想は別で書きますね。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・りゅうおうのおしごと! 19巻(2024/06)
・りゅうおうのおしごと! 盤外編 3巻(2025/01)
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