
著:六海 刻羽(りっかい・ときわ) イラスト:TAiGA
「━━ビリビリいこうか」
オーバーラップ文庫2026年10月の新刊。約2日の積み。『アメリカ帰りのウザかわ幼なじみが今日も俺を踊らせてくる』3巻から1年3ヶ月、新シリーズがスタート。
タイトルの「禁忌演算」は「パンドラ・スコープ」と読みます。
たまたまTwitterで六海さんが、令和のこの世に学園異能バトル!漢字四文字の造語に意味不明の片仮名ルビがやりたいんや!と叫んでるのを目撃して、ほうほうそれなら読んでみようじゃないのと。
主題は懐かしさが迸っているが、サブタイはイマドキね。
科学武装エミメントの使用者を育成する船上学園都市フィレミニウム。とある目的のためにフィレミニウムへとやって来た少年、吉花電司(よしばな・でんじ)は中学チャンピオンの少女、柳星月姫(やなぼし・つき)と出会って……。
この世のものとは思えない美少女と出会って物語が始まるエモいプロローグかと思いきや、開幕早々吐瀉すなwwwww
月姫はこの後も事あるごとにリバースを繰り返す。うーん、ゲロインというキャラ付け必要だったかなぁ?
電司とちょっと良い雰囲気になってもお構いなしにゲロっちゃうので、それはちょっと違うんじゃないか……。
ギャグラノベならキャラ付けでゲロっても全然構わないんだけど、どや、これおもろいでっしゃろ?と押し付けられてるように感じてしんどい。
《プリズマティック・バニー》がハンマー型なのは、月姫→月→月のウサギ→もちつき→ハンマーって連想なんだろうな。こういうところは良いのにな……。
そういうこともあって、ヒロインとしては腹に一物も二物もありそうな天華会長の方が好きですね、えぇ。
口絵ピンナップの月姫と会長のバニーコスはただのイメージだったのか。本編と全然関係無いじゃんw
お互いの耳が絡み合ってるのがえっちだ……。鼠径部も良い仕事しとる。
個人的にはもっと漢字に意味不明の片仮名ルビをバンバン振ってほしくて、そういう点では厨二力が足りねぇなぁと。
科学と謳っているだけあって、サイエンス的な部分に厨二を感じる人には刺さるかもしれないが……。
ゲロイン推しもあって、こりゃ2巻はスルーか……と中盤くらいまでは思ってたの。
そしたら終盤に向けて、しっかり盛り上げてくるじゃないの。
ヒロインの半ば告白めいたセリフでボロボロになった主人公が再び立ち上がのはGA文庫『落第騎士の英雄譚』リスペクトが過ぎるのでは?近年読んだからそう思うのかな。
電司の「ビリビリいく」は痺れたね。今回だけの台詞なんだろうか。決め台詞っぽいけども。
電司も月姫も失った家族を取り戻すことが目的で。しかし、その家族達はどうやら人類を脅かす側にいるようで……。おいおい、1巻から仕掛けてくるじゃないの。
エモエモのラストシーンもいつゲロをぶちまけるんじゃないかとハラハラしちゃった。やっぱりゲロインは要らねぇな……。
そんなわけでゴリッゴリの学園異能バトル新作でした。
相当気合が入っているのか2ヶ月連続刊行。後半の盛り上がりが良かったので2巻も読んでみましょうね。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A



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