
著:甲田 学人 イラスト:potg
ここは地獄だ。救いのない地獄。
2025年12月の新刊。約3日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は恵里耶。
1部が3冊で終わったから2部もそうなんじゃないかとは思っていたが、粗筋に閉幕ってはっきり書いちゃうのね。
ピンナップはかかりの6人が学校から出て、明るいお日様の下へ歩いていく水彩画風のイラスト。もうこの時点ではちゃめちゃに辛いのやめて……(´;ω;`)
さて、徐々に追い詰められていく華菜達。海深は陸久を奪った無名不思議に復讐するために奮い立つ。
そんな中、予想外の角度からもたらされる衝撃。恵里耶が最初からメリーさんに協力して裏切り者となっていたことが判って。まぁこんな極限状況で言う通りにしたら助けてやると言われたら従っちゃうのも仕方ないよな……。
太郎さんの前例があったので、ほうかごには必ずガイド役の人外がいるということかと思っていたらこれだよw
メリーさんの本性が明らかになって、更に緊張感が増してしまったね……。
華菜に懺悔をしてかかりに戻ろうとした恵里耶だったが、裏切りは一発アウト。
恵里耶は砂と化して崩れてしまう。既に彼女の身体は砂に置き換えられていたってことか……。とっくに詰んでたんじゃねーか……!
見せ場も無く、時間をかけて悲惨な目に遭わされるでもなく、あっさりと退場させられるのがまた心にクるんだよな……。
メリーさんはかなり強大な力を持っていたようだけど、だからこそ現実側でも恵里耶を消せたのかな。だとすると、第3部はもっと大きく現実側に無名不思議が出て来たりするのかな。そうすると子供達の物語の枠組みをはみ出して来そうだから違うかな……。
啓達の協力もあって無名不思議の封じ込めに成功した華菜達。今回は華菜と海深の2人が生存か……と見せかけて、しっかり海深も殺すよね~!1回油断させてきたの腹立つんだよなw
今回も実質生存者は1名のみとなってしまったか。華菜もしおり編集を手伝うと申し出たので、第3部は彼女も合流して高校生編かなぁ。
流石に4部まで引っ張ると長過ぎるような気がするし、次が最終章だろうか。
後書きによると、歴代の担当さんから主人公を高校生にしないかと提案されたのを突っぱねてきたそうで。まぁそう言われるやろなw
高校生くらいになってくると、ここまでの閉塞感は出ないだろうな。少なくとも日常側の問題はもうちょっと対処のしようがあるだろうし。
燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ほうかごがかり05 あかね小学校(2025/07)



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