「ほんの少しの違いで、物事は分岐していくものだから━━」
2025/12/21、TTFCにて配信。テレビシリーズ終了後のTTFCスピンオフ。今年は3号ライダーであるヴラムを主人公としたイフストーリーという建付けで興味深い。
が、タイトルロゴダサくない?もっとシュッとしたデザインにすべきだったのでは……。何かパワータイプのキャラに見える。
諸田監督+田倉まりさんという方がホンを担当。『ガヴ』アニメや『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 補ジュウ計画』等を担当されている方なのね。
東映の芸術職ってどういう仕事なんだろう。いずれテレビシリーズのサブライターでも名前が見られるようになったりするんかな。
尺は24分半程度。
ボッカ大統領にいいように利用されて死んでしまったニエルブは悔んでいた。ほんの少し違っただけで、未来は変わっていたかもしれないと。ラーゲ9が胸に秘めていたものにもう少しだけしっかりと目を向けていたら……と。
成程、上手い導入ね。立ち位置的にニエルブも出番がかなり多い。
分岐点はヴラム登場直後。ニエルブが早い段階でラキアの本当の狙いに気付いたことで、流れが変化していく。
この辺がテレビで流れていたのって、おおよそ1年前くらいのことなんだな。時間が経つのは早い……。
ニエルブに誘導されて、ショウマを仇と勘違いしかけるが、冷静に真実を見極めようとするラキア。この辺りの冷静な情報管理、めっちゃ『ガヴ』らしいな。ひとつのソースからの情報だけを軽々に信用しないという。
あれよあれよという間に、グロッタが仇であることに辿り着く。まぁグロッタがそもそも処刑人であることを隠してないからね……。
ニエルブは酸賀さんから提供されたコーヒーゼリーを使って、ぷるゼリーノアールゴチゾウを製作。
これでラキアは仮面ライダーヴラムゼリーカスタムノアールに変身。ゼリーカスタムのただの色変えだし、本来の歴史のゼリーカスタムありきのネーミングはおかしくない?と思うが、お菓子なのに苦いというコーヒーゼリーの特色が作品の雰囲気に上手くマッチしていて良かったな。
透明化能力は無さそうだったが、これは合成コストの都合なのかどうなのか……。
まさかグロッタと相打ちになるとは……。利用するためとはいえ助けようとするニエルブを突っぱねて、死へと向かっていくラキアの姿、重たいな……。イフだからこそ出来るシナリオって感じで、結構攻めたましたねぇ。
これ、よくよく考えたらタイトルに偽りアリじゃね?さも、ラキアがストマック家側につくようなイフ展開に見えないか?キャッチーなのは理解るんだけどもさぁ。
ゴチゾウのショートムービーを除けば、『ガヴ』の展開はこれで一旦終わりかな。
燃:A+ 萌:C 笑:C+ 総:A+
シリーズリンク
・仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ(2025/11)


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