【ノベライズ】小説 仮面ライダーリバイス ONE POSSIBILITY【感想/ネタバレ】

4065424062

著:木下 半太

「選択を間違っても大したことはない。近道だろうが遠回りだろうが未来を作るのはお前だ」

悪魔の囁きがCalling

2026年2月の新刊。約2日の積み。『ジオウ』の小説版からおよそ4年半、超絶久し振りに仮面ライダーノベライズシリーズの登場である。
半太さんが執筆開始を宣言したのがテレビシリーズ終了直後なので、刊行までに3年半くらい掛かったんだなw

令和ライダー初のノベライズであり、かつ小説家が手掛けた初めての小説仮面ライダー作品になったのでは?
刊行直前にTTFCでは一輝役の前田君、大二役の日向君、さくら役の井本さんの対談動画も公開。ようやくまともにプロモーションすることを憶えたかw
帯には前田君と日向君のコメントも。今作の内容からすると、日向君を表紙の方に回すべきだったのではw

サブタイからも予想がつくように、本作はあり得たかもしれない可能性の物語。テレビシリーズ1話で大二がリバイスドライバーで変身していたら……というストーリー。
大方の予想通り、表紙の緑目のバイスはカゲロウが変身した姿でしたね。劇中ではリバイとバイスではなく、2人セットでリバイスと呼ばれている。

大二が変身したことで、次々と運命の歯車は狂っていく。レーティングが緩くなったせいもあるんだろうけど、どんどんハードモードに傾いていくのつれぇ。まさに不幸のドミノ倒しである。
脇役達も救われないし、お父さんも死んじゃうし。お父さん、あまりにもあっさり殺され過ぎだろ……。

ヒロミさんは劇中でも「変身失敗おじさん」と呼ばれているという設定になっていて笑った。
しかしイジられっ放しということもなく、見せ場もある。所有者のいなくなったツーサイドライバーでエビルに変身。
更に別の可能性世界では変身失敗することなくリバイスになる展開も。
短いシーンながら、さくらはデモンズに変身。

基本的には大二を主軸として五十嵐三兄弟妹のストーリーになっているが、意外だったのが牛島親子の深掘り、それも公子お母さん視点があったこと。3人がどうやって出会ったのか、どういう経緯で偽りの家族になったのかが少しだけ語られていて興味深かった。もっと深掘りしても良かったのよ。

あれよあれよという間に近付くカタストロフ。一輝が変身しなかったら、15話くらいの時期にはもう最終決戦みたいな様相になっていたのか……。
一輝がバイスを相棒として手懐けてなかったら、こんな恐ろしい結末に向かっていたとは……。

確かバイスを仮面ライダーにしてしまった以上、悪いことをやらせづらくなって、結局しっかり正義側になってしまった、みたいなことがインタビューで語られてたよな。そういった反省点を今回やり直したってことなのかな。無邪気であるが故に恐ろしいって描写だったし……。

確かに編集のフジサキさんが仰っていた通り、読むのに覚悟が要る内容であった。
半太さんの小説は何作か読んだことがあるが、そうそうこんな文体だった気がする。ちょっととぼけた感じというか。

300ページ未満で1000円越えはやばない?どうやら価格改定が入って、過去作も一律1000円越えになっている模様。部数が少ないからなのかな……。流石に1000円を越えると興味があっても手が出せないという人も出て来そうだが……。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
仮面ライダージュウガVS仮面ライダーオルテカ 後編(2023/05)

ノベライズリンク
小説 仮面ライダージオウ(2021/07)

4065424062
小説 仮面ライダーリバイス ONE POSSIBILITY (講談社キャラクター文庫 035)

コメント

タイトルとURLをコピーしました