
著:野村 美月
━━今日のわたしは、泪(るい)を思いっきり甘やかしてあげたいのよ。
2025年11月の新刊。約3週間半の積み。半年振りの新刊。
続きが出るか微妙な雰囲気だったが、無事刊行されて良かったね。
2巻と銘打っていないのは、ここから読んでもいいよって意思表示か。
今回も蓮拓短編形式で、姫乃さんや取り巻く人々の悩みが少し苦みを含みながらも癒されていく。
近しい人とちゃんと向き合うのって勇気の要ることだよねぇ。紅茶とマドレーヌの美味しさでそれほどの勇気が出るものだろうか……。とっても美味しそうな描写をされてはいるが、勇気が出せるようになるかは別問題かなぁ。
そんな中、三浦さんの話が特に良かったなぁ。代替品だと思っていたものがいつか本当に大切な唯一のものになっていたの、しんみりクる……。
キャラ数も増えたし、これきっと野村さんの頭の中にはまだまだエピソードがありそうだな。姫乃さんと小鹿原さんの関係性の進展速度も超ゆったりだから、その気になれば何冊でも出せそうね。
燃:C 萌:A- 笑:B 総:A
シリーズリンク
・紅茶とマドレーヌ(2025/05)


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