【ラノベ】だって、私はフリーダム! 魔工士フェイ、古代文明に挑みます【感想/ネタバレ】

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著:羊 太郎 イラスト:安曇 アキタケ

「剣技っぽい名前をつけても、変態武器は変態武器なんですよっ!」

GCN文庫2025年8月の新刊。約2日の積み。ファンタジア文庫『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』でお馴染みの羊さんがGCN文庫に登場。あっぶね~!偶然Twitterで見掛けなかったら気付かないままになるところだった……。羊さんが別レーベルで小説を出すのは初っぽい?
帯には『ロクアカ』のヒロインであるシスティーナからのコメントも。
あ、俺、GCN文庫読むの初めてだわ。

名門リオンハート家の娘フェイが過酷な剣術修行の果てに辿り着いたのは、失われた古代技術を活用することで。フェイはやりたい放題、明らかに剣でない装備を剣術と称してぶっ放すわ、好奇心優先で規則もぶっちぎるわで……。
周りが振り回されまくっている所為で、いちいちツッコミがキレ気味なの良いよな。無機質な応答をする装置までブチ切れてくるのほんとすき。

いわゆるダンジョン探索ものというのかな。ダンジョンを探索していく中で古代文明の謎に迫っていくことに。
世界観の雰囲気は『ロクアカ』に近いところがあるが、フェイがサイコパス気味なので終盤近くまで『ロクアカ』短編みたいなイカレたテンションが続く。

【ライトニング・ピアス】っていう魔法があるってことは、次元樹の設定で『ロクアカ』と繋がってるってことなのかな。流石に偶然で被るってことはないと思うんだけど……。

終盤は羊さんお得意の激しいバトル展開に。今作では何と巨大ロボットも登場。フェイは乗り込まないが、シリーズが続くけばフェイの専用機も出て来そうな気配あるよな。
なのに何で最後に『男坂』のパロで打ち切り臭を出したんだろうw

そんなわけで新作でした。世界の秘密は気になるし、ある程度は続いてほしいよねぇ。せめてフェイの専用機が出るまでは……。

燃:A 萌:A- 笑:A+ 総:A

著者リンク
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(ファンタジア文庫、2014/07)
ラストラウンド・アーサーズ クズアーサーと外道マーリン(ファンタジア文庫、2018/07)
古き掟の魔法騎士Ⅰ(ファンタジア文庫、2020/12)
断罪の魔術狩り 1巻(漫画、2023/07)
これが魔法使いの切り札 1.黎明の剣士(ファンタジア文庫、2023/11)

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だって、私はフリーダム! 魔工士フェイ、古代文明に挑みます (GCN文庫 ヒ 03-01)

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