【小説】迷路館の殺人 〈新装改訂版〉【3巻/感想/ネタバレ】

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著:綾辻 行人

「僕だって、ほら、エイプリルフールには一つくらい嘘をついてみたいじゃありませんか」

2009年11月刊行物。約1ヶ月3週間の積み。1年7ヶ月振りの新刊。
著名なミステリ作家、宮垣葉太郎の所有する迷路館。各部屋へ通じる通路が迷路となっている不可思議な館に集められたのは宮垣の育てた作家達。迷路館を題材にした競作が行われることになって……。

開幕早々切れ味の鋭いミステリ論がぶち込まれて、おぉっととんがってるなぁと。
やはり2軸構成というのは館シリーズのコンセプトのひとつなっているようで。今回は作中作という形での2軸か。前2作とは違い、2軸が交互に描写される形ではないけども。
作中作の体裁を整えるために、本作用にわざわざ色んなデザインを用意しているのが拘りポイントか。
作中作という構造が入り組んでいる所為で、どこからが本当の後書きなのか分かり難いw

桂子さんが旦那のことを名字で呼ぶの、叙述トリックだろって疑ってたのに何にも関係無かったの何なのw
マジモンの叙述トリックの隠れ蓑だったってことなのか。奥さんが旦那のことを名字で呼ぶのはなくはない話なのね……。

うーん、詰まらなくはないんだが、どうしても1作目『十角館』の方が面白かったと思っちゃうんだよなぁ。トリックの内容もそうだし、キャラの動機もなぁ……。
この次は館シリーズではなく、別の作品になるみたいだが、そこまで追っかけるほどか……という気持ちになってきたので、ここで読むの終わりかねぇ。

燃:C 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
水車館の殺人 〈新装改訂版〉(2008/04)

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迷路館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)

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