【関連本】ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術【感想/ネタバレ】

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編集者は0を1にできない。でも1を100にできる。

2025年5月刊行物。出版は小学館集英社プロダクション。
少年ジャンプの名物編集者、鳥嶋和彦さんのインタビュー本。別にジャンプという雑誌を追い掛けてきたわけでもないんだけど、たまたま何かで目に入って「嫌われる仕事術」というワードが気になりまして。

まぁ全編通して辛口だわ、切れ味鋭いわで。反骨精神がグロい。忖度無しなのかはよく分からないけど、とにかく読み応えのある内容で満足度が高かった。
殆ど漫画を読んだことが無かったのにジャンプ編集部に配属されるってところからムチャクチャなスタートなんだよな……。それは一旦漫画というものを学んでこいという上の判断だったんだろうか。

職場の居心地が悪いからって、仕事を抜け出して小学館の資料室に昼寝しに行くってもう全てがむちゃくちゃなんだよなぁw
鳥嶋さんの目線を通しているからそれだけを鵜呑みにするわけにもいかないとはいえ、周りの人達、無能過ぎでは……?

出版社サイドからアニメのプロデューサーを下ろすなんて出来るんだな。鳥嶋さんだからこそ出来た離れ技かもしれんが……。
でも、それくらいアカンことをやったんやぞって知らしめるのは必要だよね。
集英社は版権チェックが厳しいって聞いたことあるが、鳥嶋さん達がその礎を築いたってことなのかなぁ。東映を含めて東アニまでボロカス言われていて笑っちゃった。東映大好きだから胸が痛い……w

再発防止をするのがプロだというのグッときたよね。恵まれている立場の方が厳しくチェックされないといけないというのも。頷き過ぎて首もげ落ちました。
何やこの本、業界問わずめちゃめちゃ仕事に応用出来るやないか!!!!!
ウチの会社の無能経営陣に読ませたい……。
なお、仕事のサボり方は書いてない。

いやしかし『ドラゴンボール』や『遊戯王』等、原作者が亡くなっても金を生み出し続けるバケモノコンテンツを世に送り出した業績はドデカいよなぁ。

燃:A+ 萌:C 笑:C 総:A+

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ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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