
著:榊 一郎 イラスト:黒獅子
これでもオジサンは雰囲気を大事にする方なのだよ。
2025年8月の新刊。約4日の積み。まさかの連続刊行で驚きである。
さて、晴れて黒騎士を撃破した薫流と紫音。喜びも束の間、迷宮には新たに紅騎士とでも呼ぶべき存在が現れて……。
まぁ凄い勢いで散りばめられた謎を明かしていくこと明かしていくこと。うーん、あまりにも解明していくからこの勢いのまま完結するんかと思ったわw
にしても榊さんワールドの設定解説は楽しい。めちゃくちゃすらすら読める。文章のリズムが良いのかなぁ。単に読み慣れてるだけかもしれないけど。
「ある」と「在る」の使い分け方は未だに理解らない……。
最近の榊さんは明確に白黒使い分けてないから、意表を突かれたというわけでもないが、結構エグい描写があるよねぇ。紫音が身体に潜り込んだ寄生虫を自分で除去するとかさ。
〈ゲイル9〉の面々が一時的に戦線に復帰したり、薫流と紫音の関係性に一定の決着がついたりとめちゃくちゃ終わりそうな気配を出してくるの何なのw最初から2巻で完結想定だったのかと思っちゃったw
毎回最終巻のようなまとめ方を意識してるんだろうか。
後書きによると3巻のプロットも切ってあるそうなので、よほど爆死しない限りは出るのかな。でもこれ以上に面白くなるんだろうか。もっと突っ込んだ世界の真実でも明かさないと盛り上がらない気がするけどなぁ。
燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ギャルとダンジョンと周回遅れの探索英雄譚 1 ~元レジェンド・今は訳あり低ランク探索者な俺が、S級ギャルに懐かれまくって育成お任せされた~(2025/07)
ギャルとダンジョンと周回遅れの探索英雄譚 2 ~元レジェンド・今は訳あり低ランク探索者な俺が、S級ギャルに懐かれまくって育成お任せされた~ (HJ文庫 さ 01-08-02)
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