「大丈夫だよ、家族なんだから」

最終回２時間スペシャル。
街で開催される卓球大会に沸き立つ人々。こいつ等、何で卓球大会でこんなに盛り上がってるんだ……という疑問はさておき。
その裏で３組の親子の絆が描かれていく……という構成。

卓球大会には祐希のお母さんの因縁の相手、小島も参戦。何でこいつが再登場すんだよｗクズとして使いやすいのかもしれないけどｗ
卓球が得意な留学生を自分の娘と偽ってまで参加。そこまでの熱意はどこからくるのか……ｗ

いつも通りごろつきを成敗する三匹だったが、ここにきて反撃する奴が現れた。腹いせに街中にゴミをバラ撒いたり落書きをしたり。
更には放火、シゲの店への大口予約キャンセル、早苗の誘拐とエスカレート。
むしろ今までやられた悪党どもが大人しく逃げ出してた方がおかしかった気もする。

幸い取り返しのつかない悲劇にまでは至らなかったが、早苗が誘拐されたことにノリは激しいショックを受けて夜回りをやめてしまう。
そりゃなぁ、最愛の娘があわや輪姦寸前まで追い詰められていたわけで、その原因が自分にあるとなったらなぁ……。

最終回らしい大ピンチで、ここからどうやって反撃するのかと思いきや、普通に真正面から乗り込んでの成敗でズッコけちゃった。もうちょっと捻れよｗ

ごろつき集団を率いていたのは久保田悠来さん。何で２話連続で悪役が『仮面ライダー鎧武』から選出されてんだよｗ
「ぶっ殺してやる」とか威勢のいいことを言っておきながら直接戦闘するとただの雑魚で拍子抜けよねぇ。
あれっ、前回のキャッチ松本、『仮面ライダーリバイス』の赤石役が印象的な橋本じゅんさんだったのか！雰囲気が全然違ったから気付かなかったぜ……。

今回の出来事を経て、ノリは遂に祐希と早苗の関係をはっきりと認めることに。その直後に繋がれた手を断ち切ってくるの笑うわｗ
そういうことは男親の前でするもんじゃない！はまぁ正論だわなｗ
見てなかったら良いってことだよってぽしょぽしょ言う早苗、えっち過ぎない？ノリが向こうを向いてるからって、ちゅーまでして良いとは言われてないだろｗ

あれ、祐希の進路、結局決まらず仕舞いか。
最終回なんだし、もう少し三匹の身内の話にフォーカスしても良かったんではないかなぁ。

総評

そんなわけで無限に話が作れる『三匹のおっさん３ ～正義の味方、みたび!!～』全８話でした。ワンパターン過ぎて、最早様式美となってきている感がある。
悪党成敗シーン、演出とBGMがすっかりクセになっちゃってまぁ……。

ちょこちょこ過去のゲストキャラが再登場してくれたのも味わい深い。
強いて言うなら、シリーズを通して引っ張れる縦糸があったらもっと良かったかなぁとは思う。

燃：A+　萌：Ａ　笑：Ａ　総：A+

エピソードリンク
・第７話「三匹ＶＳ悪徳“訪問販売”!!絶交した親友と涙の再会!?」

三匹のおっさん (文春文庫)