【映画】仮面ライダーゼッツ さよならのミッション【感想/ネタバレ】

「ここからは同じ夢を見させてもらう━━莫」

概要

2026/07/24公開。『ゼッツ』の作風なら、もっとスマートなサブタイにしてくるかと思ったが。
カミホリ監督+悠也さん脚本。
去年の『ガヴ』ではパイロットの杉原さんは映画か最終回、どちらかしか担当出来ないスケジュールだったって言ってたが、今年はどうなんだろ。

悠也さん、当然のごとく映画も書いたのね。もう悠也さんがテレビシリーズ全話+映画まで脚本を書いても驚かれなくなったの凄いw

導入

警視庁爆破の犯人として国家公安委員会に追われる莫。現実は白昼夢に侵食されており、現実世界で明晰夢の力が使えるようになっていて……。
ねむが現実世界で行動していたってことは最終回後の時系列ってことなのかな。
もしそうなら悠也さんが担当した年の夏映画は全部最終回後の時系列の法則が更に強固なものになるってことか。

莫をノクスが追うバイクアクションが展開。ンモ~映画の予算がつくと、すーぐバイクアクションやりたがるんだから~。いや気持ちは理解るんだけども、どうしても俺の見たい画じゃねーんだよなって思っちゃう。
途中でねむが運転を代わって味変したのは面白かった。
エージェントとして協力して行動する莫と美浪の画も珍しくて良かったな。

予知夢の中で、どういう選択を採ってもノクスが消滅させられてしまう。この事態を回避するには、ノクスが黒幕の存在に気付かないようにするしかなくて。
が、ノクスがどんどん察するので、たちまち莫の狙いが看破されてしまう。全然すれ違わないでやんのw

莫の予知夢って結局どういう性質のものなんだろ。テレビシリーズで半年掛けて見ていた予知夢は現実のものにならなかったわけだよね?
なのに今回は予知夢が絶対に成立してしまう!みたいな焦燥感が描かれていてよく理解らない。

玖門宗馬(しゅうま)/仮面ライダー夢現

国家公安委員長にして、小鷹の従兄弟。登場早々に片仮名言葉が嫌いと言い出して、しっかりキャラを立ててきたのが良かった。
宗馬を演じるのはM!LKの曽野舜太君。アホほどビジュアルが良い……。
同じM!LKの山中柔太朗君は『ガッチャード』テレビシリーズのゲストキャラ、ズキュンパイアとしてキャスティング出来たのに、僅か2年で夏映画レベルでないと呼べない存在になったのか。デッカくなりやがって……w

ノクスドライバーの技術を盗んで造り出した夢現ドライバーにデイドリームカプセムをセットして仮面ライダー夢現に変身。
変身出来るのはデイドリームナイトメアの宿主だから。
「ゆめうつつ」で夢現は素直に格好良い。片目が閉じ気味のアシンメトリーなデザインも良いね。
スーツは当然のごとく過去作からのキメラなんだけども全然そんな感じがしないな。アシンメトリーデザインだと色んなところから流用出来るからおもろいな。

閉じている側の目が開いて第2形態に進化するのではと思っていたが、全然そんなことなかったんだぜ。
実は悲しい過去が……みたいな顔して、割とゴリゴリの私怨なのであったw

さよなら

どういう選択肢を選んでも消滅してしまうノクス。これを阻止するためには先にノクスを殺して、肉体だけでも残すしかない。
ここで切ない挿入歌が流れるのは良かったな。ノクスの亡骸をお姫様抱っこして去っていく莫の画は良い意味で湿っぽくて映える……。
ノクス、死んでる筈なのに莫の腰に手を回してバランスとってなかったか?w

リカバリーで何とか蘇生を試みるが効果無し。そこへ現れたのはコードナンバー:エイト率いるCODEの医療チーム。
莫は既にエイトの事を知っている風だったよな。今後テレビシリーズで登場するってことなんだろうか。あまりにも唐突でポカンってなっちゃったw
ノクスが死ぬのではと予想されていたが、盛大なフェイクだったね。

満を持して手を取り合う莫とノクスの姿は流石にエモかったですねぇ、えぇ。

集うエージェント

大量のナイトメアを召喚する夢現を前にしてピンチに陥った莫とノクス。
そんな大ピンチに次々と集まってくるCODEのエージェント達。どういう理屈で集合したのかはよく理解出来なかったんだけども、クセつよつよのメンバーが一堂に会する様はバイブスブチ上がりですよ。

仲間として見たらエージェント達ってこんなに頼もしかったんだな……。8人で並び立つ姿、むちゃくちゃ格好良い……って気持ちが高まっているところで、ゼロが莫を抱きしめて涙腺バチ━━━━━━━━ン!!!!ですわ。
自分でもちょっと気持ち悪いくらいに刺さってしまった。莫がゼロの死に際に間に合わなかったのが残念だったから、ここで親子の会話が出来たの本当に良かった……。

死亡した人は死んだ時の記憶も保持しているらしく、ファイブがスリーに暗殺されたって言ってて笑った。どんなテンションやねんw
ねむを危険な目に遭わされてバチバチにキレてるザ・レディも凄い良かった。テレビシリーズではあんまり感情を剥き出しにしてなかったのにw

で、8人同時変身/偽装。ゼロとザ・レディがロードインヴォーカーを装着している姿までは事前に公開されてはいたが、ゼッツに力を渡すための予備動作の可能性もあるから擬装するかは微妙なセンだったんだよな。

そんな不安も吹き飛ばす形でロードゼロ、ロードツーが登場。ロードゼロは上半身にゼロのアーマーを装着していて特別感がある。
ロードツーはシックスに近い雰囲気か。

擬装組は全員ブレイクコードダウンカプセムを使用。そのためか、スリー、ファイブ、シックスも従来とは異なる姿となっている。これはスーツ流用/改造の都合なんだろうか。

別に仲良しで力を合わせているわけではないので、戦っている間もギスギスしてるのすき。ゼロとレディが皮肉り合ってるのもっと聞きたかったなw
なすかと紅覇のやりとりも。それそれそれぇ!!欲しかったのはさぁ!!

音澄宙(おとすみ・そら)/仮面ライダーマイス

キャットナイトメアに襲われそうになった美浪を助けるために登場。ヒロインの瑞生優菜(みずき・ゆな)も一緒に。
宙は飄々とした振る舞いで、はい、変身ポーズから既に格好良い。マイスドライバーをガシャガシャ動かすの気持ち良いな。ライドエグズを卵を割るみたいにコンコンってする仕種も面白い。

ネズミVSネコという構図を一足早く見せてきたのも細かい。
専用武器マイスエッジやトゲトゲマントを装備する簡易フォームチェンジも披露。地面にマントを敷いてその上に対象を寝かせて串刺しはエグいw

優菜がお嬢様ながら赤点をとっちゃうという情報も。くぅ~~~~~~~~!めっちゃおもろそうやないかぁ!!!!!

仮面ライダーゼッツ エージェンドリーム

莫がゼッツドライバーにゼッツエージェンドリームドライバーバックルとエージェントカプセムをセットして変身した姿。
カプセムのデザイン、いかにも全部乗せアイテムでございって見た目で『ゼッツ』のデザインから乖離してないか……?

エージェンドリームのデザインはヒロイックで素直に格好良い。マスクが従来のゼッツのフォームとは大きく異なっていて、大分印象が変わるな。

悠也さんの前作『ギーツ』の夏映画も全部乗せフォームが出て来たな。偶然なんだろうかw
エージェンドリーム単体で夢現を倒すのかと思いきや、最後までゼッツとノクスの共闘という構図を崩さなかったのは徹底してるな。

富士見さんとなすか

怪事課の2人もちゃんと見せ場が。なすかは皇毅主題歌担当のYUTAさんとの絡みも。
2人が宗馬を逮捕するラストシーン、ばちくそに雨降ってて笑っちゃった。絶対雨であるべきシーンじゃないだろw

まとめ

ノクスがヒロインみたいなキービジュに違わぬ内容だった。
全く期待していなかったこともあって、その反動でバチバチに泣かされてしまうとは……。
テレビシリーズで溜まりに溜まっていたフラストレーションが一気に浄化された気分。油断してたわ……。

そうなんだよな、どういう設定なの?っていうもにょもにょする部分がいくらあっても、それらをぶっ飛ばす盛り上がりがあれば全然問題無いんだよな。

ただ、これはテレビシリーズの評価点が低いから、その落差でより面白く感じてしまったということでもあるので、諸手を挙げて喜べることではないとも言える。
テレビシリーズで見たかったものが見れたから良かったという感想だからねぇ。

ゼッツのフォームチェンジはイナズマプラズマ、カタストロム、オルデルム、エクスドリームというパワーアップ形態を押さえた形。並列フォームは出番無し。
ノクスはずっとミッドナイトシャドウ一本。
ジークは出番少な目ながら、重要なサポーターって感じだったね。

湊さんが関わってるなら仮面ライダーレジェンドをねじ込んでくるんじゃないかと思ったが、別段そんなこともなく。意外とレジェンドという便利キャラを活用しないんだな……。

燃:A+ 萌:A- 笑:A 総:S+

同時上映リンク
超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日

本編リンク
仮面ライダーゼッツ Case44「葬る」

映画リンク
仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者(2025/07)

B0H1PYJV79
[BANDAI] [バンダイ 仮面ライダーゼッツ DXミッドナイトシャドウカプセム

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