
作:魔夜 峰央
「ちょっと設定が強引すぎないか」
2001年6月刊行物。
『地獄のパーティー』はマライヒがタマネギ部隊の中に潜入し、スパイを炙り出すお話。いまいちサブタイと内容が噛み合ってないなと思っていたら、オチw
パタリロとバンコラン以外がマライヒの怒りを買うって珍しくない?
『パタリロのおばあちゃん』はタイトル通り今更パタリロのおばあちゃんが登場。パタリロがやるせない気持ちが伝わってくるオチが独特。
この感じだと再登場するようなキャラではなさそうね。
『妖怪輪入道』『雨降小僧』は連作時代劇妖怪エピソード。雑誌掲載時も2本立ての構成だったのか。
妖怪なのかミステリなのかSFなのか話のつくりが自由過ぎるw
『誤算』はまたもや東カリマンタン編。どんだけ長生きな要素なんだよ。ネタ切れするのが先か、コンプラの波に押し負けるのが先か……w
『黒海文書』は壮大なお話になるかと見せかけて、ただの勘違いオチなんかいw
『恐怖のパイライフ』は以前にも一度だけちらっと出て来た謎の存在パイライフを軸に高度な情報戦が行われる。
単身マリネラの核保有政策を担うパタリロの切れ者っぷりが気持ち良い。
68巻収録のショートショート『雨男』の時のことにも触れられており、ストーリーの連続性が感じられて良いな。
おや、今回はショートショートが1本だけか。個人的にはある程度長いお話の方が好きだから嬉しいけど。
燃:A+ 萌:B+ 笑:A+ 総:A+
シリーズリンク
・パタリロ! 71巻(2001/01)



コメント