【映画】アギト -超能力戦争-【感想/ネタバレ】

「進化とは誰かによってなされるものではない。何度も困難を乗り越え、自分を乗り越え、達成されるものだ!!」

いま、君がいないと……。

概要

2026/04/29公開。レジェンドライダーにスポットを当てた新たな映画レーベル、THE KAMENRIDER CHRONICLE第1弾は25周年を迎える『仮面ライダーアギト』が題材。ちゃんと最初にレーベルロゴもバーン!と出てたね。
要潤さんを主演に据えて、タイトルからは「仮面ライダー」のワードを外し、従来のファン以外も呼び込もうという算段かな。

フィギュア王のインタビューによると放送終了後も続いていたキャスト同士の交流。要さん達からの逆オファーがあって製作に至ったという。要さんが主演なのは言い出しっぺだからというのもあるのかな。
製作が決まったのは25年に入ってからだったそうで、キャストのスケジュールを押さえることも考えると結局瞬瞬必生なんじゃねーかw

僕が『アギト』を視たのは『ディケイド』放送中の頃。これは押さえておかなきゃと思って、『クウガ』と合わせて一気見したんだよな。それでももう15年以上前なわけで、時が経つのは早い……。
賀集さんが20周年の時はコロナでやれなかったって言ってたが、コロナが無ければ20周年で新作やってた可能性もあったんだろうか。
尺は1時間40分程度。

スタッフ

田﨑監督、敏樹さん脚本と当時のレジェンドが大集合。気合入りまくりんぐなんだよな。田﨑さん、最近やたらめったら見るような気がするね。
アクション監督はここでも藤田慧さん。藤田さんはある程度回数を重ねることで味を出すタイプなのかなと最近思えてきた。単発で担当してもらうよりはテレビシリーズをやってもらった方が活きるような。このギミックを今回はこう使うのか!っていう見せ方が上手い人なんじゃないかと。

エグゼクティブプロデューサーとして白倉さん、武部さん、塚田さんというどえらい方々が名前を連ねている。
吉川さんはAPじゃなくてプロデューサーとして参加してるっぽいか。実働はほぼほぼ吉川さん以下でやってそうね。
吉川さんも敏樹さんのことを大先生って呼んでるのかw

ドラマパートは京都、アクションパートは東京で撮影という体制が興味深い。これって現行作品も作りながらだと京都のリソースも活用しないと成立しないってことなんだろうかね。
6割くらい京都で撮ったらしいが、キャストの移動のコストを考えても利があるってことなのか。
京都で撮ってるから、あっ!死ぬほど見たロケ地だ!って感想が出て来ないの新鮮だわw

導入

超能力者達が起こす不可能犯罪が世間を騒がせていた。それはかつてアンノウンと呼ばれた未確認生命体による殺人を思い出させるもので。
Gユニットを運用する小沢さんは一早く危機を察知し、動き出すが一番頼りになる筈の氷川誠は殺人罪で収監中。翔一はアギトへの変身能力を失っていて……。

氷川誠という男

運悪く超能力犯罪によって起こった殺人事件の犯人と疑われ、逮捕されてしまった。
無実だ!と暴れてもいいところなのに粛々と受刑者として生活してるの、不器用さが際立って良いキャラ立てになっている。
元警官という理由で他の受刑者から酷い嫌がらせを受けても無抵抗。しかし同じ受刑者がこっそり可愛がっていたネズミを守るためには躊躇いなく力を行使するの超格好良かったな。

豆腐が出て来た瞬間に、はい今からコントコーナーで~~~すって空気になるのズルいんだよなw
「スプーンを使えばいいだけの話だ!」までやるの、みんなが欲しいやつ理解ってんじゃんw
続きましてガラの悪い受刑者達によるアヴェ・マリアです。ご清聴くださいじゃないのよwwwwww何見せられてんねんwwwwwwwww

Gユニット

アンノウンが出現しなくなってからもひっそり存続していた対未確認生命体部隊。今はG6の葵るり子、G3の香川とG3-Xの杵島(きじま)の3名体制となっている。
G6は飛行能力も有しており、正統進化系って感じがするねぇ。

香川と杵島は小沢さんの信奉者。小沢さんは23歳だ!は笑うでしょ。最初こそ引いていた小沢さんだけど、その後、私は23歳よ!ってキレてたのほんとすき。
Gトレーラーこそ無くなっているが、25年を経てアップデートされた小沢さんのコントロールルームかっけぇな。
不可能犯罪に科学の力で対抗しようとしてるのアツい。
G3とG3-Xは添え物程度で活躍といっていいほどの活躍は無い、どころか途中で戦線離脱。

北條透

彼もまた超能力に目覚めて、分身能力を手に入れた。5人に分裂した北條さんの画力強過ぎて笑うw客席からも隠し切れない笑い声がw
手巻き寿司にされたりといいように玩具にされてるんだけど、無差別殺人で婚約者を殺されており、可哀想……。
ふざけた画が目立つが、自身の手で仇を取っており、見せ場もしっかりと用意されている。

仮面ライダーG7

氷川さんに託された最新装備。強化スーツの上から複数のドローンが展開する装甲を纏う形式で、これまでのGシリーズとは大きく異なる運用となっている。
最新型となるG7は複数のドローンを装着して現地で変身する形式へと進化。メカメカしい変身かっこよ!

大元のG3の色味を思うと、もうちょい深い青色の方が合うような気もする。
下半身のデザイン、どっかで見たことあるような気がするんだけど、気のせいなのかなぁ。調べても何も情報が出て来ないんだよなぁ。

女性のシステムボイスもうるさくない程度に入っていて、近年のライダーベルトの寄せている部分もあるのね。
近代科学の申し子みたいな設定なのにメインウェポンは刀型なの渋くてかっこよ。
更にはドローンを分離させて、敵を拘束したり個別に攻撃したりも可能。強過ぎてテレビシリーズには出せないやつだw

G6からG7で変わり過ぎじゃない?脱獄してきた氷川さんに当然のように与えられていたけど、開発系譜の説明とか聞きたかったな~。

津上翔一

レストラン経営は順調な様子で何より。アギトとしての力は失っていたが、今回の騒動により一時的に変身能力を取り戻した。公開前に意味深にアギトの変身待機音が聞こえる動画も出ていたし、まぁ変身するだろうとは思っていたけども。
出番としては最終決戦、それもグランドフォームのみ。万全な状態ではないので、ライダーキックも放てず、G7へアギトの力を託す形に。

美杉ファミリー

本筋には絡まず、記念出演といった感じ。真魚は結婚したがあまりうまくいっていない様子。人間らしい話とはいえ、その情報必要だったか……?w
太一役の田辺さんはとっくに芸能界を引退していたのに出てくれたのね。有り難ぇ。

木野薫

アナザーアギトとして登場していた木野さん。死亡した筈だが、本作にも登場。それ、『555』20周年でもやったネタじゃねーかw
まぁマンネリだったとしても当時のキャストが少しでも多く登場した方が周年作品って感じがして盛り上がるからね。

実は死んでいなかったということで、この25年間、色々なものを見てきた様子。当時、最後には光に傾いていた性向は再び闇へと傾いていた。人類を進化へ導く上で犠牲が出るのは致し方ないと。

きっかけは彼の元を訪れた瀕死の葦原涼だった。涼はそのまま死亡。彼の死体からアギト因子の抽出に成功した木野さんは不治の病に冒された者に因子を注入し、超能力者として覚醒させていく。

ギル・アギト達

木野さんによってアギト因子を注入された人間が超能力者として覚醒、更に変身能力も得た存在。
アギトのようでもありギルスのようでもある見た目からギル・アギトと呼ばれているが、デザインが簡素ということもあってどうにも雑魚怪人っぽく見える。

しかし宿した超能力は強力で大量殺人も簡単にこなせてしまう。ひとりひとりのキャラを深掘りしている余裕が無い分、外見でバリバリにキャラを立てようということなのか、下手すると人間の姿の方が強そうですらあるw

『OOO』の伊達さん役の岩永洋昭さん、『ギーツ』のツムリ役の青島心さんと他シリーズのレジェンドもギル・アギト役で登場。これは『OOO』や『ギーツ』は好きだけど『アギト』はよく知らないって層に観てもらうための仕掛けだろうか。

青島さんを呼んだのは『ギーツ』のAPもやってた吉川さんなのね。青島さん、東映特撮に帰ってくる頻度高過ぎでは?w
卓球ラケットを持った喪服の女というトンガったビジュアルなのに、妙に美しく見えるのは顔とスタイルの良さ故かしら。

岩永さんはムッキムキの身体に髭面、ドギツいメイクに真っ赤なドレスと大量のアクセサリーとエキセントリック過ぎるスタイル。しかし不思議と調和がとれてるのが凄い。怖いもの見たさもあって、また見たい!ってなっちゃう。
テレポート能力を有しており、対象の心臓を体外に転移させて本人にプレゼントという殺し方、こわすぎてないてしまった……。
本作がPG12指定となっているのは大体この人達の所為。

進化する者

超能力に目覚めたるり子はトリニティ・ギル・アギトへと変身。これは完全なサプライズか。
仮面ライダーのヒロイックさと怪人の不気味さが絶妙なバランスで混ぜ込まれたデザインね。
フレイムセイバーとストームハルバードを持ってたが、当時のものかな。

木野さんはアナザーアギトへをすっ飛ばして、CGオンリーの巨大な怪物シャイニング・ギル・アギトへと変身。これが人の進化である筈がないと思わされる禍々しいデザイン良いな。
色味やデザインにはアギトシャイニングフォームの要素が散りばめられており、シャイニングカリバーらしき武器まで持っている。
いわばアナザーアギトシャイニングフォームってところか。

ゲスト達

正義の超能力者として活躍する黒谷を演じるのは今井悠貴君。かつて映画『レッツゴー仮面ライダー』ではミツルという少年役で出演していて、当時子役をやっていた吉川さんと共演の歴史もある。
吉川さん、何がちょっとしたご縁やねん、バキバキに重要な立場で共演してたやろw

蕎麦屋の店長役で野生爆弾のくっきー!さんも出演。何でワンシーンしかないのに存在感を放ちまくるんだw

サプライズ

高岩さんは警察署長役でチラッとだけ出演。周年作品で高岩さんを探せ!がコーナーかしつつあるの笑うでしょ。年末に控えてる『カブト』20周年にも出てるんかな。
『アギト』夏映画には藤岡弘、さんが警視総監役で出ていたので、この世界の警察上層部、レジェンド率高ぇなw

刑務官役で『百獣戦隊ガオレンジャー』で主演を務めた金子昇さんも出演。何で?と思ったが、『アギト』と『ガオレンジャー』は同期だったな。その発想は無かったw

祝勝会

Gユニットと言えば焼肉。ということで高級焼肉店北新地神威にて打ち上げじゃー!まさかロケに行っているとはw
何を隠そう、このお店の店長を務める牧山雄亮さんはかつて3号ライダーである仮面ライダーギルス/芦原涼役で『アギト』に出演されていたのである。
クレジットにも店長として名前が出てるw

一瞬映った店員さんが牧山さんだったのかなぁ。でも本人ならもっとはっきり顔をが映りそうな気がするんだよな。
何やら不祥事もあったみたいだし、映画には出ないけど、まぁ他人の振りをして配信に出るくらいは……というけじめのつけ方なんだろうか……。

最後に氷川さんがお箸で豆腐を掴めた!!これが人類の進化だ!!!!!!!って終わるのズルない?めちゃめちゃ気持ち良いじゃーん!
冤罪だったとはいえ刑務所から脱獄したことを有耶無耶にしていいのか……と思ったら、みんなで仲良く自首しましょう!ってのもw

まとめ

そんなわけで記念すべきCHRONICLE第1弾でした。当時のファンへの特大サービスであり、当時を知らないご新規さんもしっかり楽しめて、シリアスあり笑いありミステリ風味ありド派手なアクションありと、とにかくバランス感に優れた仕上がりだったねぇ。
新映画レーベルの一発目だから気合いが入ってるということもあるんだろうか。

いくら主演とはいえ忙しいので要さんの出番は少なめです、ということもなくしっかり主人公として活躍。
主役こそ氷川さんに譲っているものの、翔一の見せ場も戦いに限らず、きっちりと用意されていてここのバランス感も秀逸。

惜しかったのはやはり涼の不在だねぇ。一番最初に出たキービジュアルがギルスだったから、みんなめっちゃ期待したでしょ……。
真アギト展絡みの配信番組でサプライズ登場していたから、逆に映画には出ていないのでは?という予想が残念ながら的中してしまった……。
それどころか既に死んでいたことになってしまうとは……。まさかキービジュのギルスがガチで死体だったなんて……(´;ω;`)

当時の主題歌や挿入歌も期待していたのだが何も無し。同じ田﨑監督が担当した『555』20周年では最高に格好良いタイミングで当時の主題歌が流れたので期待してたんだけども……。

第2弾が『電王』ということは既に発表済。1年に1本は必ずやるという縛りがあるわけでもなかろうし、無理なくキャストを集められるタイトルが出て来た時にやる、くらいの感じで進めてほしいね。あからさまに呼べる人だけ呼びましたって布陣になると白けちゃうし……。
『カブト』20周年はVシネクストだから、そこは切り分けていくんだろうな。

燃:A+ 萌:A 笑:A+ 総:S

シリーズリンク
仮面ライダーアギト 最終話

配信リンク
真アギト展 前夜祭スペシャル!(2026/04)

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