【ラノベ】誰が勇者を殺したか 勇者の章【3巻/感想/ネタバレ】

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著:駄犬 イラスト:toi8

「時に過ぎた期待は人をも殺すのだ」

2025年6月の新刊。約6日の積み。10ヶ月振りの新刊。
今回もカバー下にキャラ紹介が。何故カバー下にしてしまうのかw

時を遡ること数年前、まだ勇者一行が魔王討伐の旅を続けていた頃。立ち寄ったリュドニア王国で王子カルロスから内通者の正体を暴いてほしいという依頼を受けることになったアレス達。その裏では伝説の魔物シェイプシフターが暗躍していると言うが……。

今回もやはりミステリと呼ぶには薄味のような気がするねぇ。ただし勇者の資質とは一体何なのかという問い掛けは興味深かった。物理や魔法の強さではなく、周りから何を言われても揺るがずブレず目的に向かってひたむきに進める者というアンサーは成程確かになぁと。

ストーリーのメインはカルロス王子を取り巻く環境の方になっているが、勇者一行の関係性が構築されていく様も描写されている。少しずつ打ち解け合っていく姿が見られるのは良いね。

最終巻っぽいサブタイではあるけど、内容的にはまだまだ続けられそうなんだよな。個人的にはソロンとスイーツ店の娘さんの恋物語に焦点を当ててほしいものだが……。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
・誰が勇者を殺したか 預言の章(2024/08)

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誰が勇者を殺したか 勇者の章【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

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